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徳田虎雄名誉理事長へ
2024年7月10日、徳洲会創設者の徳田虎雄名誉理事長が永眠されました。
心よりお悔やみ申し上げ、感謝の気持ちと長い闘病生活、本当にお疲れさまでした、とお伝えさせて致きます。
私は徳田理事長とは、二度お会いしたことがあります。12年前の2012年、10月に病気になられて九年ぶりに笠利病院に来院された時の話です。
ちょうど私が入職した年で、それはとても印象深い出来事でした。
もう一度一目お会いしたいという、それはそれは凄い数の地域の方が病院に集まりました。専用の車から車椅子で降りて来られた瞬間、ワーっという物凄い歓声があがり、興奮した人でちょっとしたパニック状態でした。
私はエレベーターまでの間、興奮した人が触れたりしないよう、ボディガード役を任されました。
泣いてる人もたくさんいて、新入社員の私がその時一瞬で、徳田理事長の偉大さを感じとりました。
長年、どれだけ地域の方から愛されてきたことか。今でもよく耳にするのは、奄美の人にとって徳田理事長は神様であること。
職員全員(スリーショット)と、地域の方と写真を撮りました。写真は私の宝物の一つとなっています。
笠利病院上階からの、徳田理事長お気に入りの景色。
理事長の選挙運動で運転手など、理事長に付き添ってよく仕事をされていた方から聞いた話です。
若いお医者さんが笠利病院に見学に来られた際、必ずここを案内し、キレイな景色を自慢されていたそうです。
12年前の来院時も、急に6階からの景色が見たいと言われて、鍵がかかっていて、とても慌てたみたいなエピソードがあります。
この景色を見る度に、徳田理事長は何を思っていたか、いつも考えています。
他にもたくさん話したい事がありますが、このあたりにしておきます。
徳洲会の職員は、徳洲会が好きで仕方ない、徳洲会だから働きたいという”徳洲会愛”がある人がたくさんいます。
私もその内の一人として、地域の方のために理事長が命をかけて作ったこの病院が更に発展するように精進したいと思います。