笠利病院だより
真夏の奄美大島で実習を受けて
今回、鹿児島市にある鹿児島医療福祉専門学校から長期実習として笠利病院に来ました。
祖父母が奄美にいて、奄美大島に来るのは中学生以来でした。
来て早々、台風6号が奄美大島を直撃し数日実習が中断となり、宿にこもりっぱなしでした。屋内でも風の強さを感じるほどで、島の強い台風の怖さを痛感しました。船も十日以上とまってしまって、スーパーやコンビニから食料がなくなって棚がすっからかんに。
食料はオートミールを持参して、ほぼ毎日それを食べていました。不便だった一方、鹿児島ではできない体験だったので新鮮味があり面白くもありました。
台風が過ぎ去ってからは、同じく実習で奄美に来ている友人と夏を満喫すべく、色んなところに遊びに行きました。
奄美の海は鹿児島とは比べ物にならないほど綺麗で、泳いだり潜ったりしました。透明度が高く泳いでいる魚も見ることができて心が浄化された気がしました。
またご飯屋さんがどこも美味しく、特に海鮮が新鮮で島の魅力を感じることができました。他にも奄美大島の郷土料理である鶏飯も食べに行ったり、おいしいと有名なかき氷屋さんに行ったりしました。
鶏飯は給食などで出てきていたものとは比べものにならないくらい美味しく、かき氷は奄美特産のパションフルーツを使っていて、氷もふわふわしていて夏にぴったりの一品でした。
夏ということで、花火大会もあり友人と一緒に観に行きました。屋台で買ったものを食べながら見る花火はとても綺麗でいい思い出となりました。
実習では、担当患者さんの検査・評価・リハビリや、通所施設の利用者さんのリハビリを行いながら、たくさんのことを学ばせてもらいました。担当患者さんのリハビリでは、検査を行い、結果を評価し、患者さんの状態に合わせたリハビリを考え、7週間かけて毎日行いました。
初めてのことばかりで不安もありましたが、担当患者さんや笠利病院で働く理学療法士の皆さんが優しく接してくれたおかげでスムーズに実習を進めていくことができました。
担当した患者さんは、リハビリに入るたびにたくさんのことを話してくださって、自分自身も楽しくリハビリを行うことができたので担当になれて本当に良かったと感じています。
今回、台風が来たり休日に観光したりで実習というかたちで来たものの、奄美大島の夏をたくさん感じ、楽しむことができました。
育ちが鹿児島で、島口も全然わからない中、丁寧に話してくださったり、島口を教えてくださったりと、患者さんや笠利病院のスタッフさんには大変よくしていただき、公私共に充実した7週間となりました。
今回学んだことを忘れず、2月にある国家試験の勉強に励み、立派な理学療法士になれるように頑張っていきたいと思います。
最後になりますが、笠利病院のスタッフの皆さん、実習に協力してくださって患者の皆さん、7週間本当にありがとうございました。
奄美大島で実習することができよかったです。