笠利病院だより

クロウサギを探しに行きました

こんにちは。医事課のO.Mです。

みなさんは奄美といえば何を思い浮かべますか??

笠利病院のブログをよく見てくれている方であれば、まず海やサーフィンを連想すると思います。

ただ、山に目を向けても奄美らしいものがたくさんあります。

中でも有名なものが

アマミノクロウサギ(奄美の黒兎、Pentalagus furnessi)は、哺乳綱兎形目ウサギ科アマミノクロウサギ属に分類されるウサギ。本種のみでアマミノクロウサギ属を構成する。絶滅危惧種。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アマミノクロウサギです。

めちゃくちゃ奄美感ありますよね。名前にアマミノってつけてるくらいだし。

私は島出身ですが人生で一度も見た事がなく、今後も目にすることはないと思っていました。

そんなある日、友達数人の話の流れでクロウサギを探しに行くツアーを敢行しました。

(参加した7名中5名がクロウサギの目撃経験なし)

参加する前は、「絶滅危惧種だしそんなパッと見れるもんじゃなくない?」

と考えていましたが、実際に現地で運転すること5分。

早速発見しました。

唐突な野ヤギ

ヤギです。

全然動じない

4頭家族でしょうか。いい感じにくつろいでいました。

5分でヤギが見つかるならクロウサギもすぐ見つかるのでは??

という謎の理屈で車内の期待感は高まっていました。

しかし、そこから1時間。

運転しつつ辺りを探しますが、全然見つかりません。

シルエットすら見えず、鳴き声っぽい音で「これ絶対クロウサギの鳴き声でしょ」と無理やり盛り上がることしか出来ません。

やっぱ絶滅危惧種だけあってそうそう見れるもんじゃないかなー

という雰囲気のなか、

急に発見

ついに姿を表しました。結構デカイ。

食事を邪魔したためかすぐに山奥へ消えていきました。

数秒でしたが初めてクロウサギを見ることが出来ました。

正直行く前はそこまで興味が無かったのですが、1時間探したことも相まってか少し感動しました。

車内も過半数が初体験だったので、来てよかった見れてよかったで大盛りあがり。

そんなこんなで峠の下りに入り、「あと1回ぐらいは下りの道のりで見たいねー」と言っていた所、

普通にいる

すぐにいました。下りに入ってすぐに。道端に。

結構いる

めちゃくちゃいました。しかも2羽も。

サービス精神が旺盛なのかもはや人間慣れしているのかわかりませんが、

動画を2分くらいとっても全然逃げません。

写真以外でも7羽くらいは発見できました。結構簡単に見れるんですね。

レア感がだいぶ薄れ若干の白けた空気にはなりましたが、

”奄美特有の”を見たいのであればかなりおすすめなんじゃないかと思いました。

まあまあ見つかるので。

ちなみに、この後車内の数名がコロナ感染しました。

みなさん密を避けしっかり換気、感染対策に気をつけましょう。

コロナに罹るとそこそこつらいです。