笠利病院だより

笠利に住んで分かったこと 結の島ナース看護師

笠利での生活も5カ月があっという間に過ぎました。
今回は、笠利病院での勤務と笠利での生活をお話ししたいと思います。
笠利病院は患者さんもスタッフも島の方ばかりで、とてもアットホームです。
運動会や奄美ならではのイベントなど行事があったりと、患者スタッフともに毎日笑って過ごしています。
写真は笑運動会、豆まき、ナリモチ。(奄美では、1月15日の小正月を迎える行事で、色とりどりの餅を小枝の先に刺して飾り無病息災、商売繁盛などを祈願します。

患者、医師、看護師、介護士、リハ、薬剤師、栄養師、医事科などスタッフ皆が顔見知りなところもいいです。
写真は3階スタッフ。こんなコスプレが似合う鬼の師長を筆頭に、とてもにぎやかです。

そして、笠利病院は今時めずらしい紙カルテです。始めは戸惑いましたが一週間くらいで慣れました。
熱型表に記入し、SOAPで看護記録を書きます。かなり心配でしたが思っていたより簡単でした。
受持ち看護師とリーダー、フリー業務の看護師も居るので残業はほとんどありません。
笠利での生活はたいして不便に感じません。
病院もあるメイン通りにAコープがあるので、仕事帰りに寄って帰れます。
私は休みの日にドライブがてら、名瀬まで行って買い物をすることもあります。
病院から徒歩圏内に居酒屋や飲食店も数件、パン屋さんもあります。

もちろん地元の人も多いので、初めて行くお店では『どこの子ね?』と気さくに話しかけてくれます。
今はコロナ禍ということもあり地域の行事も少ないですが、普段であれば行事もすごく楽しいみたいです。
私は17時に仕事を終えてサンセットを見にドライブに行ったり(観光スポットが近いので、仕事終わりでも行けちゃいます)、
休みの日には、近くで美味しいコーヒーとパンを買ってドライブしたり。

病院や宿舎から3分くらい歩くと海です、夜は満天の星空です、そして何より地元の人があたたかいです。
どこへ行ってもウェルカムで、すぐ名前を覚えてくれます。

笠利病院は地元の人が多いので、地元の人しか知らない奄美、笠利を楽しむには最適です。
笠利に住んでいるからこそ味わえる楽しさがたくさんあります。
奄美の他の病院で勤務している結の島ナースの方達との繋がりもあるので、都会の空気を感じながら市街地の名瀬で食事を楽しんだりもしています。
コロナが終息しなければ、本来の笠利での楽しさは感じられない!と、私は勤務期間を延長してしまいました。まだまだ楽しみたいと思います。